RFIDには、TIDという領域があります。TIDとは、RFIDの製造会社が割り当てるシリアル番号であり、あらかじめ書き込まれており、プログラムで書き換えることはできません。
製造会社ごとのユニークな番号ですが、保証されているわけではありません。
このデータを何らかのIDとして使用することは、できないことはないのですが、普通はそういう目的には使用しません。
なぜなら、リーダーが大量にタグデータを読み取るInventoryというコマンドがあるのですが、それで読み取れるのはEPCのみです。TIDを直接読むことができないため、ID目的には使われません。
RFIDにはユーザーメモリという領域がある場合があります。
EPC領域の他に、データを書き込み、読み取ることができる領域で、データを保存することができます。
こちらもTIDと同じように高速に読み取ることができないので、ID目的には使用されません。