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RFIDのTIDとUserMemoryについて

RFIDはEPC以外に色々な領域があります。

RFIDのTIDとUserMemoryについて

RFIDのメモリーの説明をいたします。

TIDについて

RFIDには、TIDという領域があります。TIDとは、RFIDの製造会社が割り当てるシリアル番号であり、あらかじめ書き込まれており、プログラムで書き換えることはできません。

製造会社ごとのユニークな番号ですが、保証されているわけではありません。

このデータを何らかのIDとして使用することは、実際は、同時に大量に読むコマンドでは、EPCのみ読むことができ、TIDは読むことができないので、普通使用されません。

ユーザーメモリについて

RFIDにはユーザーメモリという領域がある場合があります。

EPC領域の他に、データを書き込み、読み取ることができる領域で、データを保存することができます。

RFID

TIDやユーザーメモリのデメリット

そのデータを読み取ったり、書き込んだりする場合は、一度、そのタグのEPCを取得してから、読取や、書込みを実行する必要があります。

そのため、一度に大量のユーザーメモリを読み取ることはできません。

また、電波が強くないと、読取エラーや、書込みエラーが起きることがあり、通常の読取距離で読めていても、これらの領域はアクセスエラーになる場合があります。

弊社のソリューション

発行時にTIDを記録し、実際のシステムではTIDは使用せず、RFIDの故障等のとき、別途タグの追跡のために使用することがあります。

ユーザーメモリには、製造時に、製造番号や、製造日、製造場所等を記録し、製造時の品質管理や、製造後の追跡に使用することがあります。

実際の現場では書込みエラー等が出るため、読取や、書込みは使用せず。異常事態のみ、個別に読み取って、確認のために使用します。